ベストセラーと呼ばれている書籍は世の中に多くあります。
お金の勉強に関する書籍でも同様です。
この記事では、お金に関する本のベストセラーの1つである「金持ち父さん貧乏父さん」の内容を紹介します。
結論
金持ち父さん貧乏父さんとは
著者は「いい教育を受けて、安定した仕事に就くことが人生の成功である」という世間の認識はもはや時代遅れだとしています。
実際に東京商工リサーチの調査によりますと、”2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年(前年23.7年)で、2年連続で前年を下回った”ということです。
企業の平均寿命が20数年では新卒で採用された企業に安定して勤めることができませんよね。
この理由は学校教育においてお金についての授業をしてこなかったことにあります。
いまの学校教育ではファイナンシャルリテラシー(お金に関する言葉への理解)がない人材を生み出し続けています。
このお金に対する無知によって引き起こされる恐怖心は、お金について問題を抱えていても対処のしようがありません。
結果としてお金の問題に対する対応策がただただ一生懸命に働くとなってしまいます。
このお金への恐怖心から自分で対応する力を失い、ひたすらに働くしかない状況はまるで、
「お金のために働く」
ようなものです。
実際に株式などの金融商品への投資に踏み出せない人は大勢いますよね・・・
また、「資産」と「負債」の違いを明確に理解しておくことも大切なことです。
「家は資産ですか?」、この質問に対してYESと答える人はお金持ちにはなれませんと著者は言います。
では、どう答えるべきなのか?
答えはYESかNOではなく、「場合による」ということになります。
持ち家を他人に貸すことで家賃収入が発生していれば、持ち家は資産になります。
一方で住宅ローンなどの支出が発生する時点で持ち家は負債となってしまいます。
この負債によって引き起こされる1番の損失は収入が負債に持っていかれることによって、投資などにチャレンジする機会が失われてしまうことです。
自分の得た収入で「資産」を手に入れることで、さらなる収入を得ることができる状況を、
「お金に働かせる」
と表現しています。
この「お金のために働く」か「お金に働かせる」かの違いを理解することがポイントになります。
多くの方が読んでいる本ですし、経済的に自由になりたいと考えている方は読むことをおすすめします。
最後に
「金持ち父さん貧乏父さん」お金持ちの成功哲学をわかりやすく解説してくれている名著だと思います。
著者は本書以外にもさまざまなシリーズ本を出版されていますが、まずはこの1冊を読むことが肝要です。
繰り返し読むことでお金持ちの考え方が身に付けば、今後の行動も変わってくるのではないでしょうか。
また、著者が言うように学校ではお金の教育をしてくれません。
自分で学び、子どもたちへ伝えていくしか、いまのところ方法はないようです。
私は今後も、お金の勉強を続けていきます。
以上、「金持ち父さん貧乏父さん」の紹介でした。
この違いの理解が大切!