みなさんは宝くじが好きでしょうか?
だれもが一度は「宝くじが当たったらな」と考え、実際に購入される方も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で宝くじは「愚か者に課せられた税金」とも言われています。
この記事では、その理由について勉強してみたいと思います。
結論
宝くじとは
宝くじとは正式名称を「当せん金付き証票」と言い、
- 開封くじ(年末ジャンボなどのいわゆる普通の宝くじ)
- 秘封くじ(スクラッチ)
- 数字選択式宝くじ(ナンバーズやロトなど)
の3種類があります。
宝くじの正式名称なんてあまり知られていないですよね。
宝くじの歴史は古く、江戸時代においてはお寺や神社の修復費用を集める目的として富くじが発行されていたそうです。
現在の根拠法である「当せん金付証票法」が制定されたのは1948年で、戦後すぐということがわかります。
その後、スクラッチくじやロト、ナンバーズなどのさまざまな種類の宝くじが誕生して現在に至っています。
少し古いデータですが、総務省によりますと2017年(平成29年)の宝くじの売上額は7866億円です。
日本の人口を1億2000万人として割りますと、一人当たり年間6555円分(300円くじを22枚弱)購入していることになります。
これを多いと考えるか、少ないと考えるかはそれぞれですが、私はそんなに売れているんだと率直に思いました。
出典:総務省
宝くじの当選確率
次に宝くじの当選確率についても考えてみます。
年末ジャンボ宝くじの1等当選確率は2000万分の1となっています。
これがどのくらいの確率なのかを想像することができるでしょうか?
これについてはいろいろな例えがされています。
たとえば、
- 交通事故で300回死ぬ確率
- 落雷に打たれる確率
- 東京ドーム(収容人数55000人)364個分満員となった中の一人に選ばれる確率
などです。
ピンとくるような、こないような、いずれにしても途方もない確率です。
なぜ「愚か者に課せられた税金」と言われるのか
そして宝くじの還元率についても考えてみます。
これも総務省からのデータですが、宝くじの還元率は45.7%ということです。
つまり、宝くじは買えば買うほど「大数の法則」という統計学上のルールによって平均に近づいていくため、自分のお金を半分にする行為であると言うことができます。
このため、宝くじは「愚か者に課せられた税金」と言われているというこです。
出典:総務省
それでも買いたい場合はどうするか
たしかに理屈はわかった。
それでも夢を買いたいんだ!という方がいらっしゃるかもしれません。
その思いを否定するつもりはありません。
そこは個々でご判断ください。
買い方としては、「バラ」で買った方が「連番」で買うよりも当たる確率は高いようです。
また、よく人気の売り場というものがありますが、確率上どこの売り場で買っても当たる確率は変わりません。
単純に人気の売り場でたくさん買われると、その売り場から当選する確率が高くなるということです。
最後に
宝くじがなぜ「愚か者に課せられた税金」と言われるのかその理由がわかりました。
やはり重要なのは、宝くじが当たることを夢見て毎回購入するのではなく、自分自身でお金を稼ぐ力やお金を貯め、そして増やす力を身につけていくことではないでしょうか。
そのために、今後もお金の勉強を続けていきます。
以上、宝くじが「愚か者に課せられた税金」と言われる理由について勉強してみました。
買った瞬間にお金が半分になるシステム
・そのため、買わない方が無難
・ただし、個々が夢を買うことまでは否定しません