株価はどうして日々上下するのでしょうか?
ニュースでは必ず「本日の日経平均株価は・・・」というような報道がなされています。
この株価の上下する仕組みを知らないまま株の取引きはできません。
この記事では、株価が動くメカニズムについて紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
結論

欲しい人が増えれば上がり、減れば下がりますが、
想定外の動きを見せる場面もあるんです。
企業業績とは
株価を動かす大きな要因は「企業業績」です。
多くの投資家が企業の決算に注目する理由はここにあります。
多くの投資家は、企業業績の過去の推移を確認したり、今期・来期の業績予想をチェックしています。
それ以外で言いますと、企業の財務内容や将来性、事業のテーマがその時々に合っているかといった点も株価に影響します。
たとえば、最近では「5G関連」や「AI関連」などの将来性がある事業テーマという世の中の風潮になれば、多くの人が注目する度合いが高くなるため、その企業の実力(業績)以上に株が買われることもあります。
直近で言えば半導体関連などは政治がらみもありますが、さまざまな意味で注目が集まっており、株価が上がる要因になっています。
需要と供給のバランスとは
株価が上下に動く直接の理由は、買い手(需要)と売り手(供給)とのバランスです。
買い手が多ければ株価は上昇します。
一方、売り手が多ければ株価は下落します。
このメカニズムは普通の商品でも同じです。
そもそも同じ相場局面を見て「買いたい」と思う人と、「売った方がいい」と判断する人がいますので、少々不思議な感じもします。
同じ局面でも人によって見え方が異なるのが相場なのです。
たとえば、ここ最近で言えば仮想通貨であるビットコインの価格が2020年末あたりから急上昇していました。
この報道を見て、
「買いたい!」
と思われた方も多いでしょうし、実際に購入されている方もみえるでしょう。
その一方で、
「もうこれはバブルだ!」
と思われて売却された方もみえるようです。
同じ相場でも見る人にとって、その見え方はまったく違うようです。
そのときに大切なことは、
「価格の急上昇や急落に煽られていないか」
ということです。
往々にして、価格の急上昇が報道されているときに手を出していては遅く、その前に仕込んでいる人たちが売却を始めるタイミングです。
株にしろ仮想通貨にしろ、あまり変わらないことと考えています。
(もちろんその限りではない場合もありますが)
古代、ローマ帝国のカエサルの言葉に、次の一文があります。
「人間ならばだれにでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない」
深い言葉です。
需要と供給のバランスが崩れるとバブルや暴落につながりますので、そのことは知っておくべきでしょう。
最後に
株価は企業業績と需給バランスによって日々刻刻と変動します。
しかし、人間心理は面白いもので同じ相場でも買いたい人と売りたい人が出てきます。
そのため、想定外の動きをすることも多々あります。
株を買う前にそういったことがあるということを知っておくといいのではないでしょうか。
以上、株価が上下する理由についてでした。
業績の良し悪しによって変動するが
日々の動きは需給バランスで変動する