投資をするために、
「いざ株を買おう!」
と考えたら、次にするべきことは、証券会社に口座を開設することです。
ただ、証券会社ではコンビニでパンやジュースといった商品を売っているように、株という商品を直接売っている訳ではありません。
それでは、証券会社は一体何をしているのでしょうか?
そしてどうやって株の売買はできているのでしょうか?
この記事では、そんな証券会社の仕組みを簡単に紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
結論

証券会社にもさまざまな種類があります。
証券会社とは
証券会社とは、株を発行している会社と投資家、または投資家と投資家の間に立って、株の売買の窓口や仲介などを行う会社のことです。
証券会社は大きく分けて、
- 店舗証券会社
- ネット証券会社
の2つがあります。
店舗証券会社とは、店舗を構え、営業担当者などと実際に会って、株などの取引きを行うことができる会社のことです。
一方で、ネット証券会社は実店舗を持たずに、インターネットを通して株などの取引きを行うことができる会社のことです。
店舗証券会社とネット証券会社にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
店舗証券会社のメリットは、専門家のアドバイスを受けることができることです。
しかし専門家とはいえ、あくまでも証券会社の社員です。
そのため、窓口に相談へ行くと、その証券会社が売りたい商品をすすめられることがあります。
(手数料が高い商品である場合が多いです)
つまり、何の知識もないまま証券会社の窓口に行くことはおすすめできません。
ネット証券会社のメリットは、手数料の安さと手軽さです。
証券会社の店舗に足を運ばなくても、インターネット環境があれば家でもどこでも株の取引ができます。
そのため手軽で手間がかかりません。
また、ネット証券会社は店舗証券会社のように、店舗を構えたりする費用がかかりません。
そのため、売買手数料を安くすることができます。
さらにネット証券各社で手数料の引き下げが相次いていますので、年々手数料は安くなっています。
証券会社の業務
証券会社の業務は、株式の売買仲介がメインです。
しかし、それ以外にも多くの業務を行っています。
証券会社の主な業務はつぎの4つと言われています。
①ブローカー業務
証券会社の業務として、一般的に知られているのがブローカー業務です。
ブローカー業務とは、株式を買いたい・売りたいという人々の注文を広く受け付け、それを証券取引所に伝える業務のことです。
仲介したときに人々から受け取る手数料は、証券会社の大きな収入源になります。
②ディーラー業務
証券会社は、株の売り買いを仲介するだけではなくて、証券会社自身のお金で株式を売ったり買ったりするという業務もしています。
これをディーラー業務と言います。
個人と同じく株などを売買することで収益を得たり、証券会社自身が株取引に参加することで、売買が成立しやすくなるようにしています。
③アンダーライター業務
アンダーライター業務とは、発行済の証券を買い取って投資家に売る業務のことです。
株を発行した会社は、株を買ってくれる人を自分で探すこともできますが、会社が個別でやるには手間も時間もかかって大変です。
そこで、専門家である証券会社に、株を買ってくれる人を探してもらいます。
④セリング業務
セリング業務とは新たに発行された株を一時的に預かって、買ってくれる人を探して売る業務のことです。
この4つをすべて行っている証券会社を総合証券会社とも言います。
有名な証券会社
それでは、具体的にはどんな証券会社があるかをみてみましょう。
まずは店舗証券会社からです。
大手と言われるのは次の5社です。
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券
どの会社も一度はCMや広告などで名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
また、街中で各社の店舗を見かけたことがあるのではないでしょうか。
つぎにネット証券会社です。
ネット証券大手はつぎの5社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
これらの会社も知名度が上がってきているため、聞いたことがあるのではないでしょうか。
最後に
証券会社と言ってもさまざまです。
細かく言えば各社によって手数料やサービス内容は変わってきます。
では、口座を開設する場合はどこの証券会社がいいでしょうか?
それについては次回、おすすめの会社を2社紹介します。
以上、証券会社の仕組みについてでした。
株の売買で窓口になってくれる会社
株の売買を仲介するブローカーとも言える